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早稲田大学学部別対策|日本史

早稲田大学の入試は、同じ科目でも学部ごとに出題傾向が異なります。ここでは、学部別の入試傾向と対策を解説しています。早稲田大学の各学部の合格レベルに達するために完璧にしたい参考書・対策をご紹介します。

早稲田大学学部別|日本史対策

政治経済学部へ行きたい方
法学部へ行きたい方
教育学部(文系)へ行きたい方
商学部へ行きたい方
社会科学部へ行きたい方
国際教養学部へ行きたい方
文化構想学部へ行きたい方
文学部へ行きたい方
人間科学部へ行きたい方

早稲田大学日本史学部別対策

政治経済学部へ行きたい方

政治経済学部日本史の基本情報

試験時間60分、70/230点

大問の構成(2014年度参考)

1.選択・記述
2.選択・記述
3.選択・記述
4.選択・記述
5.選択・記述

傾向

大問5題の出題で、選択問題、記述問題、論述問題で構成されている。選択問題はマークシート方式を採用しており、語句選択問題と正誤判定問題がある。記述問題は歴史用語を書かせる形式となっている。選択問題と記述問題の比率はおよそ3対1である。
基本レベルの問題が中心となっている。大問1は古代史と中世史の史料問題が出題される。未見史料の読解を通して基本的な歴史知識を問う問題が多い。大問2は近世から出題され、江戸時代の総合問題といった傾向が強く、特に儒学の歴史については教科書レベルを超える知識も要求されることもある。大問3~5は近現代史からの出題である。大問5は戦後史であり、ここの出来で合否が分かれるといっても過言ではない。近現代史を中心に学習することが重要である。また史料問題の対策を十分にしたい。

法学部へ行きたい方

法学部日本史の基本情報

試験時間60分、40/150点

大問の構成(2014年度参考)

1.選択・記述
2.選択・記述
3.選択・記述
4.選択・記述

傾向

大問4題の出題で、選択問題と記述問題で構成されている。選択問題はマークシート方式を採用しており、語句選択問題と正誤判定問題、年代整序問題がある。記述問題は歴史用語を書かせる形式となっている。選択問題と記述問題の比率はおよそ1対1である。
近現代史重視であり、配点が約5割ある。政治・外交・経済・社会・文化等幅広い範囲に目を配る必要がある。大問4題のうち1題は戦後史であり、ここの出来不出来が合否を左右しているといっても過言ではない。近世・江戸時代の出題頻度が高い。社会経済史・外交史・政治史の学習を怠らないこと。また日朝関係史、琉球・沖縄史、アイヌ民族史が繰り返し出題されていることにも注目したい。学習の際には、参考書に加えて戦後史の概説書を入手することと、史料問題の対策をすることを心掛けたい。

教育学部へ行きたい方

教育学部文科系日本史の基本情報

試験時間60分、50/150点

大問の構成(2014年度参考)

1.選択・記述
2.選択・記述
3.選択・記述
4.選択・記述
5.選択・記述

傾向

大問5題の出題で、設問数は40問である。設問の約7割が選択問題である。
概ね教科書レベルの出題であるが、稀に悪問・奇問が含まれる。時代別にみると、古代・近世が約4割、近世が約3割を占めている。近現代史、特にアジア・太平洋戦争期の学習を疎かにしてはならない。分野別にみると、政治史はほぼすべての時代で出題されており、必ず史料問題が出題される。外交史や社会経済史では近世が重視されており、1990年代までの学習が必要である。文化史は近世の学問・思想をしっかりと押さえておきたい。学習の際には、歴史事項を正確な漢字で書けるよう練習する必要がある。また、近現代史では歴史事項と例題内閣との関連を明確にしておこう。年代暗記の際には因果関係を意識したい。

商学部へ行きたい方

商学部日本史の基本情報

試験時間60分、60/200点

大問の構成(2014年度参考)

1.選択・正誤
2.選択・正誤
3.選択
4.選択・記述
5.記述・論述

傾向

大問6題の出題で、解答個数は約70個である。時間的余裕はあまりないものと考えられる。選択問題の中には必ず正誤判定問題が含まれており、これが合否を左右するといっても過言ではない。
正誤判定問題と史料問題を多用することが早稲田大学商学部の特徴である。史料問題は未見史料も出題される。大問1~2は原始・古代・中世を対象にしていること、史料問題が必ず出題されていることが特徴である。大問3は近世を中心としたテーマ史が出題される。難易度が高いため注意が必要である。大問4~6は戦後史を含む近現代史で構成され、全体の約5~6割を占めている。論述問題も近現代史から出題される。学習の際には、教科書や用語集に加えて図版や史料、グラフを用いることを心掛けたい。

社会科学部へ行きたい方

社会科学部日本史の基本情報

試験時間60分、40/130点

大問の構成(2014年度参考)

1.選択
2.選択
3.選択
4.選択
5.選択

傾向

大問5題の出題で、解答個数は40個である。解答はすべてマーク形式で、正誤判定問題の出題が全体の約7割を占める。史料問題・正誤判定問題の出題が多いため、このような形式に慣れておく必要がある。
時代別にみると、すべての時代から出題されているが、戦後史が重視されていることに注意したい。分野別にみると、東アジア諸国との関係をテーマにした問題や文化史はほぼ毎年出題されている。特に琉球・沖縄史やアイヌ民族史は頻出である。また史料問題が多いが、基本史料からの出題が多く、対策さえしていれば解ける問題である。

国際教養学部へ行きたい方

国際教養学部日本史の基本情報

試験時間60分、50/200点

大問の構成(2014年度参考)

1.選択・記述
2.選択・記述
3.選択・記述
4.選択・記述・配列

傾向

大問4題の出題で、解答個数は40個である。マークシート法の選択式のほか、記述式の設問も出題されている。その他正誤文選択問題や配列問題、空所補充等標準的な出題である。史料問題では、日本文に加えて英文史料も出題される。
一部難問が含まれるが、全体として標準的な問題で、近年は易化傾向にある。時代別にみると、近代の出題が多い。古代・中世はテーマ史形式での出題が多い。分野別では、政治史と外交史の出題が多い。日本と海外とのかかわりを重視しており、文化史などを問うにしても、外交史との関連を意識した問題が多い。例年大問4題中2~3題は史料問題である。学習の際には、教科書の学習に加えて資料や表、グラフの確認もしておくことが重要である。時代に注意した学習を心掛けたい。

文化構想学部へ行きたい方

文化構想学部日本史の基本情報

試験時間60分、40/130点

大問の構成(2014年度参考)

1.選択・記述・正誤
2.選択・記述・正誤
3.選択・記述・正誤
4.選択・記述・正誤

傾向

大問4題の出題で、解答個数は約40個である。
一部に難問が見られるものの、標準的なレベルの出題が大半を占める。時代別にみると、すべての時代から出題されており、通観的なテーマ史で構成されている。戦後史のウエイトは低いが、基本事項はしっかりと押さえておきたい。高得点を得るためには、文章の正誤判別問題での正答率を上げたい。学習の際には、教科書に加えて図版集や史料集をフル活用したい。

文学部へ行きたい方

文学部日本史の基本情報

試験時間60分、50/200点

大問の構成(2014年度参考)

1.記述・選択・正誤
2.記述・選択・正誤
3.記述・選択・正誤
4.記述・選択・正誤
5.記述・正誤
6.記述・選択

傾向

大問6題、解答個数は約45個である。例年、記述・語句選択・文章判別の3パターンで構成される。論述問題は見られない。
一部に難問が見られるものの、他学部に比べれば標準的な問題が多いため、高得点を取らなければ合格は難しい。時代別では、原始時代から現代史まで幅広く出題され、万遍なく学習することが求められるが、前近代に比重が置かれている傾向にある。分野別では、政治・外交・社会と出題は多岐にわたり、特に文化史の出題が顕著である。絵画・建築物・彫刻などの内容や特徴を理解する必要がある。また他学部に比べて史料問題が少ないという特徴がある。学習の際には、教科書に加えて用語集、地図、写真を用いて学習し、歴史の縦と横のつながりを把握したい。

人間科学部へ行きたい方

人間科学部日本史の基本情報

試験時間60分、50/200点

大問の構成(2014年度参考)

1.配列・選択
2.選択
3.選択
4.選択・配列
5.選択

傾向

大問5題、解答個数は約50~60個で、全問マークシート法による解答である。文章選択問題では答えが複数ある場合や該当するものがない場合も設定されていることがあるのも特徴である。
文章選択問題には細かいデータが含まれるために判別が難しい問題も多い。標準的な問題を落とさないことが重要である。すべての時代から幅広く出題されている。分野別では、政治・外交・経済・文化と各分野からの出題があり、苦手な分野を作らないことが重要である。テーマ史も出題される。史料問題の出題が多いため対策が必要である。学習の際には、教科書に加えて用語集や史料集を活用したい。

 

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